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ピースボート
〜ボランティア〜
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今回の目的の一つでもあった、ピースボートがケープタウンに入港した。
この日から俺達はピースボートの企画に参加する事になる。それは、アパルトヘイトによって住んでる場所を追われ、貧しい黒人居住区に生活しているホームレスの人の家作りの手伝いをするというもの。
ケープタウンはもともと港町で、いろんな人種が生活していたため、アパルトヘイトの政策はそれほど適用されなっかったそうだが、やはり傷あとは残る。 |
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デストリクス6と呼ばれる地域で当時の歴史を勉強しつつ目的地へ。デストリクス6にあるミュージアムに立ち寄った時、大きな一枚の布に世界各国から訪れる人達が書き残した平和へのメッセージがあった。館の人から日本語でメッセージを書いて欲しいと言われ、心のままにメッセージを残して来た。各国の言葉に混じって日本語のメッセージが残せた。 |
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デレック・ハネコム
リソースセンター
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昼近く目的地に到着。そこは電気の無いバラックで暮らす人の多い貧しい黒人居住区。
俺達は、そこのゲストハウスのような所に宿泊することになった。
軽い昼食の後、徐々にそこのコミニティーに生活している子供たちが集まってきた。俺達日本人18名のために、アフリカの歌とダンスを披露してくれる為だ。 |
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やがて小さな建物に100人近いの子供たちが集まってきた。下は3歳ぐらいの子から、上は中学生ぐらい。プラスチックの丸い箱を太鼓が代わりにして、時折もめたり、先生に怒鳴られたりしながらも(笑)楽しそうに、一生懸命見せてくれた。どの子も皆リズム感がよく、良く伸びるパワーのある歌声。生活の中にダンスや歌が溶け込んでいるのがよく分かった。みんなに混じって座っていると、ストレートの髪が珍しいのか、女性達が俺の髪をずっと触っていた(笑)。
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逆に日本人の僕らの番。年配の男性が、日本の民謡と童謡をハーモニカで披露。その後、みんなで南アフリカの国家を合唱した。
そして最後には現地の子供たちも一緒に'幸せなら手をたたこう'を振りつきで歌い踊った。
気付くと当たり前にみんな笑顔だった。
幸せな時間だった。
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自分がもし一人だったら、南アフリカの人たちに何を見せてあげる事が出来たのだろうか。日本の伝統ある文化...これが日本だといえる何かを伝える事が出来ただろうか?
考えてみても語ることも出来ない自分に気付いた。 |
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海外の人達に、日本の何を教えてあげられるのか。せいぜい箸の使い方ぐらいだろう。悔しくもあり、なさけなくも感じた。
日本人でいること。
世界の中の日本と言う国に生を受け、
今生きている自分。
もう一度見直す必要があるなと強く感じた。
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その後は、広場で100人ぐらいの子供たちと、ほとんど言葉は通じなくても、縄跳びをしたり駆け回ったり、ダンスをしたり、日が暮れるまで遊びほうけた。久しぶりに自然に戻った気がした。強くて、たくましい子供達。
世界のどこに行っても、
子供たちの笑顔は最高だ。 |
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