月の地主になりました。
月の土地が当たりました。
月面10エーカーの地主なりました。
宇宙飛行士が夢だった程宇宙フェチの私としては、とっても嬉しくて、大喜び!
『みんな遊びに来てきて〜』
と、うかれていたのですが.......ん?
でも、ちょっと待って。これって、何か変じゃない?
 私の手元にある権利書は、アメリカ合衆国認可を受けている団体からのもの....。
え?月って丸ごと全部アメリカ合衆国の所有物なの?
確かに人類として、最初に月に降り立ったのはアポロ13号のアームストロング船長だけど...。
そうか!だからあの時、月面にアメリカンフラッグを自慢気に建てたのか....!
と、今頃気付いているお馬鹿な私なのでした。
もし、月に先住民が平和に暮らしていたとしても、
人間はインディアンやアボリジニやアイヌを追いやったように、
自分のモノにしてしまうのでしょうか?
こうやって地球の配分も決っていったのかもしれませんね。
誰かが誰かのモノを奪い取って、国という単位が確立されてゆく....でも、
地球は元々誰のモノでもなかったはず。
生きとしいける、すべての生き物の共有財産だったはず。
いつから地球は誰かの所有物になっていったのでしょう?
地球は人間だけのモノではない。ましてや一部の先進国のモノじゃない。

本当に人間って愚かですね。
月の土地の持ち主になって、喜んでしまう。
戻る
2004年4月13日 
シンガポール沖 インド洋に昇る朝日(ピースボート船上より)