今年の夏も沢山の野外フェスティバルが行われた。
音楽ざんまいの1日を過ごした人も多いだろう。
FUJI ROCK, SUMMER SONIC,RISING SUN,B-BOY PARKなどなど。
その中でもFUJI ROCK。何年も足を運んでいる人もいることだろう。
何か気付いていないだろうか?
大きな変化。それは、会場にまったくごみが落ちていないこと。
誰かがごみを拾っているのではなく、お客さんがごみを出さないようにしているのである。
ここまでになるのに7年間。
ごみの分別、クリーンな会場にしていこうと呼びかけていたのが、A SEED JAPAN。
若い力で環境に配慮をした活動を続けている。
A SEED JAPANのミッションは3つ。
 かっこよく  面白く  わかりやすく
である。ボランティアの人たちがチームを作り、プロジェクトを進めている。
野外フェスでのごみゼロ運動も、最初は、レゲーライブの終了後、
会場に散乱した大量のごみを目の当たりにしてから。
少しでもクリーンな会場にしていこうと、音楽好きの仲間たちが集まり、
プロジェクトをスタートした。
呼びかけにより、会場に来る人はお客さんではなく、会場を作りあげていく
参加者の1人になっていったのである。
1人ひとりの思いの詰まった、よりPeacefulなフェスになっていることだろう。
それ以外にも、エコカルといって、環境や社会問題をテーマにしている
漫画や音楽、映像などのサブカルチャーを紹介しているグループもある。
マンガだと、クニミツの政、サンクチュアリ、寄生獣などなど。
ほとんど興味深く読んだことのあるマンガで、まさにエコカルマンガであった。
更には、エコ就職ナビ、NPOバンクの設立予定と、勢力的に活動を行っている。
若い元気な力が集まり、今後はどんな展開を見せてくれるのか楽しみである。
 今回取材をさせて頂いた事務局長の鈴木さと子さんが大切にしている言葉を伺った。
マハトマ・ガンジーの言葉で

「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」

とてつもなくPowerが必要なことではあるが、不平不満を言っているよりも、
あきらめて嘆いているよりも、生きている実感が得られることであろう。
多くの変化の担い手が集まっている団体であった。